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2016.08.12
移動ドで機能をとらえる
長音階・長調
長音階というのは、ドレミファソラシドの階名で表される音が、次のような音程で並んでいる音階です。
ド|レ|ミ-ファ|ソ|ラ|シ-ド (全音:| 半音:-)
長調の曲ならば、ハ長調であろうとホ長調であろうと、長音階であることは変わりません。
違いは移動ドがハ(C,固定ドのド)にあてはまっているか、移動ドがホ(E,固定ドのミ)にあてはまっているかだけです。
機能を表す呼び名
長調において、移動ドで表すドは主音といい、最も中心的な音です。
シはドを導く・ドに行きやすい性質を持つ音で導音といいます。
他の音にもソは属音・ファは下属音といった名前がついています。
移動ドで機能と呼び名が対応する
音の機能や役割・性質は主音との音程で決まります。
音を固定ドで呼ぶとき、ドはハ長調では主音ですが、ヘ長調では属音、といったように名前と機能の対応が都度変わります。
音を移動ドで呼ぶ時、何調であろうと、ド=主音、シ=導音、ソ=属音というような対応関係が常に成り立ちます。
それゆえに移動ド唱法は音の相対的な高さ=機能をとらえる事が容易です。
作曲は機能が重要
作曲では機能に基づいて音を配置します。